いいことあったらいいなと思う日常
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雪が降ったですよ。
目が覚めてまた振ってたら休みたい……(涙目)
寒いのも苦手です。
どうでもいいがあーこがヨハンを豆太郎と連呼するのをだれか止めてください。
そこまで嫌いかヨハン。
あーさんが可愛くて仕方ない件。
続きは久々?
しばらく続くかもしれない声がきこえるの双子とユベルの話
目が覚めてまた振ってたら休みたい……(涙目)
寒いのも苦手です。
どうでもいいがあーこがヨハンを豆太郎と連呼するのをだれか止めてください。
そこまで嫌いかヨハン。
あーさんが可愛くて仕方ない件。
続きは久々?
しばらく続くかもしれない声がきこえるの双子とユベルの話
最近自分が手を貸して十代とデュエルした者が、次々に倒れていく。十代は何も言わないが、十中八九ユベルが絡んでいるのだろう、覇王は考えて溜め息を漏らした。何をもってユベルがそんな事をするのかは考えても分からなかったが、もし本当にそうであれば黙って見ているわけにはいかないだろうと思う。
ユベルを置いて二人で出かけたときに、覇王はそっと十代に尋ねてみた。
「あれはユベルのやったことなのか?」
きちんと意味は伝わったようで、十代は長く沈黙した後にぽつりと漏らした。
『……はっきりと言われたわけじゃないけど、たぶん、そう』
「そうか」
十代自身、迷っているように言葉を選んでいるようだった。ユベルを信じたい、けれど明らかな偶然とは言い難い確率で倒れる友人たち。どう考えても、人外の力が及んでいるとしか考えられなかった。
覇王は素っ気なく返すふりをする。もう子供の力ではどうしようもない所まで来てしまっている気がした。実際どうしたらいいのか、どうする事が一番いいのか、覇王には考えつかない。
『ユベルは……』
十代が思い詰めたような声でゆっくりと紡ぐ。それはきっと、十代の中でずっと燻っていたのだろう。
『きっと、ぼくとはおうにだけやさしいんだ』
その言葉は覇王の胸にすとんと落ちた。世界中でたった二人、自分たち双子にだけ最も慈悲深く愛おしむカードの精霊。納得するのと同時に覇王は戦慄する。なんと言う事だろう、ユベルには自分と十代がすべてなのだと理解してしまった。ユベルには自分たちだけが大切で、それ以外には慈悲の欠片すら与えないのだろう。それでは自分たちはこの世界で生きていく事もできない。覇王は子供である自分たちという存在を理解するだけの知恵があった。それ故にその危険性を明確な形でなくとも理解した。
子供たちは黙り込む。十代も無知な子供ではない事を覇王は知っている。人の手を借りて自分が此処にいるのだと言う事を、十代は間違いなく誰よりも知っていた。
このままでいけば、きっとユベルは自分たちの両親すら傷つける事になるかも知れない。いや、きっとなるのだろう。
生まれて初めて二人は、掛け替えのない大切なものを二分する、どちらか一方のみを選ばなければならない残酷な選択を迫られる事になる。
ユベルは双子以外にはとても残酷
二人は二人だけじゃ生きていけない事を知っている
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