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いいことあったらいいなと思う日常
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藤吹に萌えてる
何でないんだろ、というか吹雪さん受けが少ないんだぜ
いや攻めでも読めますが。
吹雪さん好きだ。
主人公受け以外で嵌るのってめずらしいなあー

22日 SS少し書き足し。


突然降り出した雨は、締め切った部屋の中まで音を響かせる。まるでこの空間を世界から切り取ってしまうみたいに。
僕は自分を押し倒している相手を見上げる。藤原優介、僕の無二の親友だった。縫い止められるようにして掴まれている手首は、そんなに強い力を込められているわけではなくて、僕も男だから振り払おうと思えば出来るわけで。でもどうしてそうしないのか、自分でもよくわからない。こんな風に押し倒されて混乱しているんだろうか。でもその割には妙に冷静だな、と人事みたいに思う。だって、優介の表情を読みとろうだなんて。優介は何時もみたいな優しい、けれど不透明な笑顔を浮かべている。僕には読み取れない類の感情だ。
「吹雪」
ざあざあと降りしきる雨よりも近く、優介が僕の名前を呼んだ。
「好きだよ」
酷く優しい笑みでそう言って、優介は僕の頬を右手で撫でた。左手は解放されたけれど、何故か抵抗しようとは思えなくて僕は優介のしたいようにさせる。
頬を撫でる手が止まり、不意に優介の顔が近くなって、僕は目を閉じた。
唇に、少しだけ温い、優しい感触。
降りしきる雨のずっと遠くで、ひとつ、雷がなった気がした。
たぶんもうすぐ、この雨は止むだろう。
ゆっくりと離れていく温もりに、閉じた瞼をそっと持ち上げれば、優介は変わらない体勢と、ほんの少しだけ頬を染めて僕を見下ろしている。
「どうしたの」
こんな体勢にも動揺しない君が赤くなるなんて。そう込めて聞けば、優介は少しだけ照れたように、嬉しそうに笑う。
「拒否されると思ったからね」
キスをした事だろう。言われて今度は僕が動揺する番だった。どうしよう、嫌じゃなかったな、そう言えば。きっと顔を反らせば、優介は僕を解放した筈だ。でも、僕はそうしようと思わなかった。
「期待してもいいのかな」
そう言って僕の首元に口づけようとした優介を、今度は首を逸らす事によって避けた。此れを受けてしまったら流されてしまう、そう思ったんだ。戻れなくなってしまうのは怖かった。
「そんな顔しないでよ、止められなくなる」
そう言って儚く笑う優介はやっぱり優しくて、どうしていいのか、僕はわからなくなってしまうんだ。


書き足し。
藤原⇒←吹雪
吹雪さんも藤原のこと好きだといい。でも亮との三人でいる時間を壊したくなくて、藤原のことを選べない。藤原と同じ位亮の事も好き。
ネタがある限りひっぱろう。うん。きめた
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